呼吸器疾患に関する説明

呼吸器感染症(かぜ・急性気管支炎・肺炎)

「かぜは万病のもと」といいますが、寒い季節は温度、湿度、紫外線が少ないためインフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルスなどによるインフルエンザが流行します。インフルエンザそのものは対症療法により、多くの人は数日で治癒します。一部の方は二次感染を起こし、肺炎などをおこします。特に、高齢の人、基礎的に病気をもっている人は注意が必要です。

肺炎の病原菌は肺炎球菌が最も問題になりますが、最近抗生物質が効きにくい肺炎球菌(PRSP)がよくみられます。新潟では45%位が効きにくい菌となっています。このような場合は早めに医療機関を受診し、治療をうけることが大切です。

また、気管支拡張症がある人や呼吸機能の低いひとはインフルエンザになりますと普通の人より症状がひどく呼吸困難になることがよくあります。

発熱、咳嗽、喀痰などの症状がある方は早めに医療機関を受診されることをお勧めします。

「かぜは万病のもと」の意味は、かぜから多くの病気をおこすということのほかに、かぜと思い医療機関を受診し、他の病気が見つかることなどによると思われます。